道は無限にある　松下幸之助の言葉

公開日： 2020/02/12 : 最終更新日：2020/02/12 日々徒然草

道は無限にある　松下幸之助

パナソニック創業者で町工場から世界的企業をきづきあげた松下幸之助。

立志伝中の人物だが、順風満帆に

事業が進んだわけではなくて、むしろ苦難の連続だった。

そういう苦難を乗り越えたからこそ、結果的に事業も大きくなり哲学

ともいえるものをつくり上げた。

経営者は、日々判断の連続であり苦難とともに、歩むことがおおい。

様々な方の話を聞いたりする反面、全員が反対であっても自分の信念を貫かないと

成らない場面もある。

道は無限にある。信念があれば、そこに近づくように導いてくれる。

松下幸之助の著書はおおい。

そして、実業家であるにも関わらず、多くの著書やそしてＰＨＰ研究所、さらに晩年は松下政経塾もつくり

人材を創り、良い社会を創ろうとした。

この本は、もう随分前に書かれたが、古さを感じさせない。

きっと、それは、仕事の本質やあるべき姿とかを明確に出しているからではないか？

そう思う。

困難をチャンスに！

ということも、言葉としては知っている人も多いと思うが、松下幸之助ほど具体的に

動いた方も中々いないのではないだろうか？

一時期、事業が厳しくなった折には、自ら営業本部長になり陣頭指揮を振るう一方で

大幅なコスト削減も断行。

このときは、自らはもちろん、社員の給与も最大で半分に減らした。

しかし、クビにすることはなかった。

このときに、事業部制の弊害を知り、後に改善している。

つまり、各事業部長はそれぞれの部門の社長でもある。

それが、結果的に自分の部門以外は関心もなくなり、更にはライバル視、そして

足を引っ張ることさえ出ていたことに気付く。

これでは、一致団結しなければならないときに、やれるわけもない。

そうして、事業部制を改善して統合するようにした。

このようなことはいくつもあり、それが為に、

経営に必要なこと、大事なこと、それらをまとめて本に出した。

これらの言葉は沢山あるので、書ききれないが

自身の経験から導きだした言葉は多くの人たちに支持され今に残っている。

本って素晴らしいですね。

伝える力がとてもある。

きっとこの本を読んで勇気付けられたり、気づきをもらった人は多くいるのでは

ないかと思う。

そして、自身の経験を社会の志産として残した松下幸之助はホント凄いなって思う。

困難にあっても、人生の岐路であっても

道は開けている。そして道は無限にある、という勇気と気づきをくれる本。

本書のなかでは

「困難に当っての心がけ」

「覚悟を固めてことに及ぶ」

「実力を伸ばすこと」

「日本を考える」

「人間とは」

「正しさを求める」

「厳しく生きる」

という章立てにつづられている。

厳しいとき、岐路にたった時

もちろん常に読み返しても

気づきを今に与えてくれる名書だ。

松下幸之助の成功とは

事業では世界的企業を一代で創ったことも

あるがそれにとどまらず

人間として、事業家としてのあるべき姿を

今に教えてくれる。

松下幸之助の著書は多くあるが

その中でも白眉な著書であることは間違いない。

道は無限にある。

素晴らしい著書です。

この記事を書いた人
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石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール１」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。

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