豊臣秀吉の凄さ 今でも通じる仕事感
公開日:
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最終更新日:2017/05/09
日々徒然草
豊臣秀吉は農民から天下人へなった稀有の英雄
さてさてGWもあけて皆さんいかがお過ごしですか?
僕は近場ちょこちょこ、そして読者や志事とか色々進めることができた
有意義な時間だった。
さて、秀吉は出生なども実ははっきり分かっていなくて、忍びではなかったのではないか?とか
サンカ(山の民)ではなかったのではないか?ということとか
色々諸説ありますが、あの信長が最初の頃から重宝していたところから
ただの農民だったというのは考えずらいというのが現在では意見の主流だそうです。
というのも、武将として活躍していた時代でも、晩年でもとても博学でしかも
文章もしっかりしていることから、どこかで学んでいた時期があることは
間違いないだろうといわれています。
そんな秀吉ですが、色々な言葉を残しています。幾つか紹介しますが、
今ある仕事で何処までできるか?天職と思って一生懸命やれば道は開けるものだ
これには、信長のぞうりとり時代のこともあり、
寒い冬に信長がはくそうりを自分の懐にいれて暖めてて信長が来ると
さっと、ぞうりを出して寒くないようにした。
もっとも、これは、信長がお尻にしいたものを出したと勘違いをして烈火の如く
叱られますが、他の部下があとで真実を信長に伝えたところ感心をしていたという。
これも、秀吉のエピソードで面白いところですが、叱られても言い訳をせずに
この殿様には、言い訳をしないほうが良い
ということを学んだといいます。ひとを見る目を持っていたということでしょう。
いかんせん気難しかったといわれる信長
使える家臣団もそれは気をつかったことでしょう。しかもとても頭がいいし
下手な言い訳など大嫌い、たちまちヘソを曲げてしまいます。
秀吉は、後年こんなことも語っています。
信長の部下として
「俺は骨身が擦り切れるほど働いた。しかし認めてくれるのはホンの1部で
時には恩賞さえも貰えず、食うに困ることもあった。
しかし、そのおかげでシゴトの仕方、戦の方法、学ぶところはほんとに多かった。
当時は戦国大名で強い武将は他にもいたが、殿だけは、天下統一の為に
ということがはっきりしていて、そのための考えや行動をしていた唯一の武将だった。
時がたつにつれて、どれほどのものだったかよく分かる。
若い皆に伝えたいのは、主君の為、天下の為に骨が擦り切れるまで働いてから
意見があれば言うがいい。それほどやれば主君から先に声がかかろうものだ」
実際に、加藤清正や石田三成はこの言葉の薫陶をうけて、一層よく働いたという。
秀吉もさすがでその様子を良く見ており、時にふれて声をかえていたという。
どんな立場でも、自分がやれる精一杯のことをやる
めちゃめちゃ働いてみる。その先に天職はあるし道は開ける。
同じようなことを、事業家では松下幸之助さんや稲盛和夫さんも言っています。
秀吉は反面こんなこともいっています。
「多くが休んでいるときこそ、良い機会だ。そんなときも働いてみるものだ。
自分の仕事ができたら休むんじゃなくて、仕事をみつけ自分から進んでやっていくんだ。
だから俺は出世もしたんだ。
シゴトが出来ないやつに限って、どんなところでも不平、不満をいうものだ。
そんな奴には誰が味方するものか?まず天が味方しない、回りも応援しない。
主君も大事なシゴトは与えない。
結果、出世などすることなく、一生を終えるだろう。
一生懸命やるやつは天が味方し、回りも味方する。結果出世する」
いつの時代でも変わらない真理ともいうげきものだと思います。
なぜ、秀吉がそこまでのシゴトを進めたのか?それは分かりませんが
ともかく一生懸命やって天下人まで登りつめたことは確かなことですから
その働きかたや人との接し方も含めてとても参考になります。
豊臣秀吉の凄さ 今でも通じる仕事感でした。
石川博信
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