スクールウォーズ 実話を元にした作品
公開日:
:
最終更新日:2017/02/23
社会
スクールウォーズ 実話を基にした良い作品でした
このドラマは今でいうと40代以上の方なら知っているかと思いますがどうでしょうか?
僕は当時、高校生でリアルタイムで見ていました。その後NHKのプロジェクトXでは
原作になった実際の学校や先生、生徒の話も出てきて、素晴らしいなと思っていました。
そして、今から8年前に偶然ユウチュウブで特集されている動画を見ました。
荒れ狂う学校に赴任して、生徒と向き合い、弱小だったラグビー部を全国大会優勝まで
導いた先生の苦労、苦心は並大抵ではなかったと思います。
何度も泣き、何度もくじけそうになる。しかし、あきらめず生徒と向き合い素晴らしい功績
を残していきました。
実際の学校は京都にある、伏見工業という学校で(当時)先生は山口先生という先生です。
先生は荒れる生徒達についてこのように語っています。
「生徒は愛に飢えている。暴走族でうるさくしているのは、僕をみて、僕をみて
僕はここにいるんだ、って言ってるんですよ。物凄い愛情に飢えていて
飢えきった心は、すさんで行き、中々心開かない。
もう、正面からお前の為だ!ってやるしかない。実際京都一の不良高校と言われた
が、生徒達はかわいそうだったんですよ。一人一人の境遇を知ればね。
好きで不良になって悪さをしているのは一人もいないんです。
話を聞いて、あとはお前のためだ、ってやり続けた。
ホントは今の自分がいやでいやで仕方ないんです、本音では。
でもいえない自分もいる、不良の仲間もいる。中々脱却できない生徒も
いたが、一人抜け、二人抜けていって最後には不良グループはだれもいなくなった。
とにかく、愛情掛けてあげる、こちらも真摯に対応してあげることなんです。
愛情に飢えているとどうしてもすさんできてします。そういう生徒がほとんどです。
今はもっと社会も複雑になって色々な問題があるでしょう。
でもね、大人でも子供でも、一緒です。ぐれている、おかしなことをする人は
ほとんど愛情に飢えている。仲間がいるのはまだましで、中には仲間や友達が
いない人もいる。そういう人も愛情を掛けてあげる、声を変えてあげる、
すると喜びますよ。そうして段々よくなっていく。それで更正できなければ
仕方ないかもしれないけど、精一杯自分ができることはやったという想いは
どっかに通じているんじゃないかと思う」
これは今から30年前の話ですが、今聴いても古さは全く感じません。
今も、昔も、真理ということかと思います。
ただ、あまりにおかしいというのは、相手にしない、ということも
必要だと思う。よくわからない人に付き合っている時間は人生では
勿体ないと思うから。
石川博信
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