封じ込められている心や魂
公開日:
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最終更新日:2017/02/13
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封じ込められている心や魂
2月3日は節分で、これは神様の世界での新年となります。
世間では、「鬼はそと、福はうち」と鬼に豆を当てたり、鬼を忌み嫌う
ような風潮ですが、これに異を唱える方々もいます。
全国では、「鬼は内、福は内」という神社、仏閣も実は結構あるんですね。
茨城県のつくば市鬼窪という場所
追い張られる鬼はかわいそうだということで、ここは鬼さん安心ですよと
そうしているらしい
奈良の天河弁才天
ここでの理由は、
鬼は正しく物事をみるとされ、鬼は魂で直霊と繋がっていると考えられるため
全国的には四国が多いそうで、鬼は外というところ自体すくないとか。
そもそも鬼とは何か?
ってことだけど、封じ込められた神様「艮の金神」とも言われる。
鬼の姿で一般的なものでは、角があり、虎の皮をまとった姿
これが「艮の金神」といわれる。日本書紀や古事記では
国常立之命(くにとこたちのみこと)と言われる神様ですが、この神様が
天地開闢したと日本書紀では伝えられており、あまりに正直?というか実直な
神様であったので、悪神によって「艮の金神」として封じ込められたという
話もあります。
鬼というのは、身体で唯一「魂」というところにあります。
鬼はそとというのは、魂の根本(直霊)の事を聞かない、そして隅に追いやるという
本来であれば、全く逆の事とも言えるわけですね。
実はそれぞれが鬼(魂)を持っている
天河弁才天ではそれを知っているのでしょう。
そして、豆。
これも鬼は外という地域では豆をいって芽が出ないようにしますが、
鬼は内というところでは、必ず「生の豆」をつかい、
沢山芽が出るようにということをしているそうです。
しかし、そもそも何故そのようなことが行われているのか?
とても不思議におもっていたのですが、
太古の時代から「善と悪」というのがあり、
神様の世界でも「善と悪」というのがいた。
その悪神というのが、善い神様を封じ込めるということで
鬼は外はその一つですが、外にも色々仕組み、
鬼(魂)が表に出ないように、力を持たないようにそして、
悪神がこの世を支配するという、一見とんでもないオカルトな感じもしますが
ないことではないな、と感じました。
これは日本の歴史、そして神道の世界の話がもっと一般的に知られないと
中々理解できないかもしれませんね。
ちなみに、悪神としての最高峰は常世彦(とこよひこ)という神様で
元々は善い神様であったが、後に悪神として活動する。
常世というのは、今のアメリカではないかとも、ハワイであるとも言われている
この悪神の話はまた別の機会に。
石川博信
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